超短編
光る繭玉とか、やわらかな水晶を拾って、SF小説を書いてみたい。(31字)
サルやカピバラと混浴できる温泉で、ヒトの愚かさについて考え過ぎてのぼせたい。(38字)
梅干しの種の中身を幾つ集めたら神社を建てられるのか、大宰府に尋ねたい。(35字)
毎日使っているのに茶碗のことを何も知らないので、まずはどこの土か聞いてみたい。(39字)
紫の調色がうまくいかないと嘆く徹夜明けの魔女に朝食を作ってあげたい。(34字)