風呂上がりの切手たちが父と晩酌を愉しんでいた。
ちょっと目を離したら、酔っ払った切手たちは、父の食べた落花生の殻の中にダイブしていた。
泣きながらもう一度、切手たちを風呂に入れた。
2007年2月6日火曜日
二月六日 するめが食べたい
唐突に剣先するめが食いたかった。
ウサギの後姿までもがするめに見えてくる。
我慢できずにウサギを捕まえてぺろりと舐めた。
しょっぱいのを期待していたのに、甘かった。
ウサギは怒るかと思いきや、多いに照れながら消えてしまった。
まだ口の中が甘い。
ウサギの後姿までもがするめに見えてくる。
我慢できずにウサギを捕まえてぺろりと舐めた。
しょっぱいのを期待していたのに、甘かった。
ウサギは怒るかと思いきや、多いに照れながら消えてしまった。
まだ口の中が甘い。
2007年2月5日月曜日
2007年2月4日日曜日
2007年2月2日金曜日
2007年2月1日木曜日
二月一日 ヘーゼルナッツココア
ヘーゼルナッツココアは、たっぷりと厚いマグカップに注がれていた。
でも、マグカップは生クリームでできていたから、急いで飲まないと、溶けてしまう。
わたしは、美味しいココアを慌てて飲まなければならなかった。
でも、そんなふうに慌てていたのは、わたしだけだったのだ。
友達のマグカップも、ほかのお客のマグカップも、しっかりとした白い陶器だ。生クリームなんかじゃない。
一体誰の仕業だろうか。今日はウサギを一度も見ていない。
でも、マグカップは生クリームでできていたから、急いで飲まないと、溶けてしまう。
わたしは、美味しいココアを慌てて飲まなければならなかった。
でも、そんなふうに慌てていたのは、わたしだけだったのだ。
友達のマグカップも、ほかのお客のマグカップも、しっかりとした白い陶器だ。生クリームなんかじゃない。
一体誰の仕業だろうか。今日はウサギを一度も見ていない。
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