2011年12月27日火曜日

鳥の母性愛

鳥の母子は、意思を疎通し合うのだろうか。意思の疎通があれば、きっと雛は母に抗議しているであろう、とっくの昔に。


この鳥籠の中で繰り広げられる、母から子への、間断なき餌やり。


太った雛は時折、こちらに濁った目を向けて懇願する様子を見せるが、私の哀れみがそう思わせるだけで、実際のところ雛は何も思っていないのかもしれない。


鳥籠の扉を開け放ってやりたい衝動に駆られるが、扉を開けたところでこの肥満した小鳥は飛び立つことができないだろう。


そもそも、私自身が囚われの身なのだ。小さな窓の外では何が起きているのか、わからない。


母鳥は、せっせと雛に餌を与え続けている。私はそれを飽きずに見ている。他に見るものがない。



肥満した鳥のイメージを今回幾つか書いているが、佐々木マキ「ぼくのデブインコちゃん」によるところが大きい。