2003年1月13日月曜日

停電の原因

史上最大の停電はきっかり24時間48分続いた。
正確に分かっているのは、停電を起こした張本人に問いただしたからで停電の間、時計と睨めっこしていたからではない。
さて、犯人の言い分はこうだ。
「私だってたまには休みたい。百年に一度なんだから見逃してくれてもいいではないか。人間のケチ」
この証言の真偽を確かめるため、至急天文記録が調べられた。
だが、それはたいして意味のない仕事だった。
百年前、地球上に電気は普及しておらず、月のサボりを誰も気付かなかったのだ。
未来人諸君、百年後の日付は(絶筆)