超短編
五月某日、晴。画に描いたような白い眉を持った鳥が、麗しい声で歌っている。歌いながら、あらゆる窓や鏡を突いては罅を入れていくので堪ったものではない。自動車の被害が激しい。サイドミラーを粉々になるまで突いている。「それは侵入者ではなく、きみ自身だ」と伝えるために、口笛を練習している。