「ネトネトネトネト」と右近が言うので、庭に降りてみると、ついに右近のツルがネットに届いていた。
祝福の歌を歌ったら、左近が先に覚えてしまった。
「ひょっこりじま」
2007年6月8日金曜日
2007年6月7日木曜日
暗射地図
部屋には机と椅子が用意されている。
明かりは部屋の角に行灯がひとつ。薄暗いから気をつけて。
机の上には地図が置いてある。何も描かれていない。これが暗射地図だ。
きみは地図に向けて「何か」を射るだけでいい。
「何か」はきみが考えなければならないが、地図に向けて「発射」すれば何でもよろしい。
先日来た少女はダーツの矢を使った。何も持って来なかった青年は、射精していった。
そう、それでも構わない。きみもそうするのかい?好きにすればよい。
発射したものが暗射地図に命中すれば、それは即、きみだけの地図になる。
その地図を頼りにするかどうか、それもまたきみの自由だ。
さあ、着いた。この扉を開けてお入りなさい。
「暗射地図」…白地図の古い呼称。
明かりは部屋の角に行灯がひとつ。薄暗いから気をつけて。
机の上には地図が置いてある。何も描かれていない。これが暗射地図だ。
きみは地図に向けて「何か」を射るだけでいい。
「何か」はきみが考えなければならないが、地図に向けて「発射」すれば何でもよろしい。
先日来た少女はダーツの矢を使った。何も持って来なかった青年は、射精していった。
そう、それでも構わない。きみもそうするのかい?好きにすればよい。
発射したものが暗射地図に命中すれば、それは即、きみだけの地図になる。
その地図を頼りにするかどうか、それもまたきみの自由だ。
さあ、着いた。この扉を開けてお入りなさい。
「暗射地図」…白地図の古い呼称。
2007年6月6日水曜日
六月六日 見えない力
磁界に迷い込んだ少女は右手に磁石を握ったままだった。まるで右手がコイルになったかのように。
うろうろと歩いているうちにN極に引きずられていくが、少女は気付かない。
ようやく気付いた時には、尻餅をついたまま、ずるずると見えない力に引っ張られていた。
「どうしよう!」と涙声で叫ぶ少女に声を掛ける。
「持っている磁石を持ちかえて!向きを変えるの!」
それで効果があったのか、わからない。
さらなる大きな力が出現しのだろうか、磁界ごとどんどん遠くへ行ってしまった。
うろうろと歩いているうちにN極に引きずられていくが、少女は気付かない。
ようやく気付いた時には、尻餅をついたまま、ずるずると見えない力に引っ張られていた。
「どうしよう!」と涙声で叫ぶ少女に声を掛ける。
「持っている磁石を持ちかえて!向きを変えるの!」
それで効果があったのか、わからない。
さらなる大きな力が出現しのだろうか、磁界ごとどんどん遠くへ行ってしまった。
2007年6月5日火曜日
2007年6月4日月曜日
六月四日 恋の色は何色ですか
ウサギに「恋の色って何色?」と聞いてみた。
「むらさきかな」
「なんかイヤらしいね」
「じゃあピンク」
「なんか乙女ちっく過ぎない?ウサギのくせに」
「黒い恋もあった」
「ロープとかロウソクとか出てきそうだ」
「アンタが質問するから答えてやったのに」
「そもそもウサギはもてなさそうだ。相手を間違えた」
「失礼な」
「むらさきかな」
「なんかイヤらしいね」
「じゃあピンク」
「なんか乙女ちっく過ぎない?ウサギのくせに」
「黒い恋もあった」
「ロープとかロウソクとか出てきそうだ」
「アンタが質問するから答えてやったのに」
「そもそもウサギはもてなさそうだ。相手を間違えた」
「失礼な」
2007年6月1日金曜日
五月三十一日 雷対策
雷雨の中を歩くのを怯えていたら、ウサギが絶縁雨合羽セットを持ってきた。
どういう仕組みなのかわからないし、ウサギの用意したものは信用できない。
それでも試しに着てみたら、重たくて歩ける代物ではなかった。
どういう仕組みなのかわからないし、ウサギの用意したものは信用できない。
それでも試しに着てみたら、重たくて歩ける代物ではなかった。
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