2002年6月1日土曜日

星と無頼漢

ある無頼漢はよく星に願いをかけていた。
星に語りかけているのを見た者もいる。
彼の仲間はそれを馬鹿にしていたが、その結末を知ると無頼漢どもはこぞって星に願いをかけるようになった。
町の人々はその姿にたいそう気味悪がったけれど。