2014年2月10日月曜日

奇行師と飛行師18

「して、その尋ね人というのは?」蟻地獄男爵が奇行師に問う。


「ひゃっふヘイ! その名は、茸仙人!」興奮した奇行師は赤いハイヒールに頬擦りした。


「きのこせんにん?」蝸牛男には、なんだか嫌な予感しかしない。


「おいしいのかしら、茸仙人は」そういえば飛行師はなめこが大好物であった。


蟻地獄男爵は、ウィンクした。「茸仙人は、孫だ」


駱駝の瘤姫は、蟻地獄男爵の年齢を思って気が遠くなった。


鯨怪人は、そろそろ海が恋しい。