2003年2月19日水曜日

「そなたは空飛ぶ僧侶でございますか」
「そのとおり。某、空飛ぶ僧。これは側近のゾウである」
「某は蕎麦職人のゾンビでございます」
「そんな!あのゾンビが目の前に!」
「僧侶が蕎麦好きと聞いて倉庫からあるだけの蕎麦粉を持って参りました」
「某はともかくこのゾウは底無しに食べるぞ」
「もちろんそのつもりで。これで倉庫の掃除ができます」
「礼にそなたを供養してやろう。供え物は何がよいかね?」
「有難うございます。それでは空豆を」
僧侶は即座に念仏、
それゆえ蕎麦を食べ損ねた。