超短編
煉瓦作りの建物に入ると自動人形の司書に迎えられた。素朴ながら人工知能を持っているらしい。口頭でのやりとりも可能だ。入館記録書に記名するように言われ、紙とペンを差し出される。私の名前だった文字は紙を汚し、汚れた紙は自動人形の手でギクシャクと書類箱に仕舞われた。ボロボロに崩れながら。