超短編
自動人形の司書は続けた。「私には人だった頃のような感情はありません。記憶と記録はありますから「今が『嬉しい』場面」というのはわかります。でも鼓動が速くなったり発汗したり、表情を変えることはできません」でも。私は一緒に過ごすうちに司書の感情が僅かながらに読み取れるようになっている。