超短編
この町の詩とその節回しは大きく三種類あった。話し言葉の抑揚を強調したもの、リズムを強調したもの、そして美しい旋律に詩をつけたもの。「同じ詩でも今歌われているのと旋律が違うものがあります」と、トイは現代の詩と本の詩を歌い比べてくれる。私は楽譜に書き留め、司書はいつも側で聴いていた。