超短編
「全ページを読み終えると、やはり本は崩壊します。注意事項は以上です。本館内の図書資料の閲覧を希望しますか」急に事務的な口調になった自動人形の司書に、慌てて質問する。「この町で、知や詩の継承は、どのように行われてきたのですか?」先ほどよりも長い沈黙があった。「貴殿が伝説の篤学者か」