超短編
読み終えると、本は崩れる。さっきまで本だった欠片を自動人形の司書は羽根箒で掃き集め、壺に入れる。こうして日に一冊か二冊、本が消え、本棚には壺が一個か二個、増えていった。夜になると、私は故郷から持ち込んだ紙に日記を書いた。本の内容を細かく書くこともあったし、そうでない日もあった。