2026年8月20日木曜日

崩れる紙24

「はい。食事は朝夕、町から運ばれます」誰か来たなんて気が付かなかった。生活費は私が留学費として支払ったものと、学者が「伝説の篤学者のために」遺した財産で賄えるので心配ないと自動人形の司書は言った。食事と散歩の時間、消灯時間は決まっていて「読書や研究に没頭しすぎないため」らしい。