超短編
「書きたい時に書き、語りたくなったら語ればよい」自動人形の司書はあの老人の声で言った。「貴殿はいつか故郷に帰る身。貴殿のやり方で学び、考え、残せばよい。書くべきもの、語るべき時機は自ずとわかってくるだろう」「先生!」と呼び掛けたが、司書はいつもの声に戻っていた。「食事の時間です」