超短編
「しかし、考えがやや変わってきました。崩壊する本や、段々と本が減っていく本棚を見ているからかもしれません」自動人形の司書は言った。私は私で、壊れた自動人形たちをどうにかできるのかどうかを考えていた。工学博士、科学者、技術者、外科医、人形師、指物師――さまざまな人の顔を思い浮かべた。