2026年8月24日月曜日

崩れる紙32

私は崩れた本を片付ける時の自動人形の司書の様子を思い出し、胸を痛めた。本だった欠片を収めた壺を毎日、清潔な布巾で拭っているのにも気付いていた。思わず「本が崩れるのを見るのは、辛くありませんか」と司書に聞いた。「仕事ですから。それにいつかそうなることは学者から知らされていました」