ココアが飲みたいと大騒ぎする小父さんのために
アイスココアを作った。
小父さんは「おいしい、おいしい」を連発して飲み干さない内に
外へ出てコウモリを呼び、コウモリ傘を差してどこかへ飛んでいってしまった。
「どこにいっちゃったんだろ」
{なぁに、すぐに戻ってくる}
フクロウが言った通り、30分ほどで小父さんは戻ってきた。
「一体私は何をしていたんだろう?」
「覚えてないの?」
{ココアにいたずらされたのだ}
すると小父さんのグラスに残っていたココアが笑いだした。
それはそれはうるさくて、頭が痛くなったよ。