ぼくはガス燈によりかかってフクロウを待っていた。
一緒にピーナツ売りに会い行くことになっていたのだ。
「まだかなぁ、フクロウ」
「当分来ないよ」
ん?
「重いからどいてくれよ」
背中を押されて転んだ。
ガス燈を見上げて、ぼくは青くなった。ぐったりとしたフクロウがぶらさがっている。
「フクロウに何をした!」
ぼくはガス燈に登ろうとしたが、振り落とされて身体を強く打った。
参ったな…
そこへ、遅いのを心配したピーナツ売りが来てくれた。
ニヤリと笑うとピーナツ売りはキリンを出した。
フクロウは無事に助けたよ。