2002年11月26日火曜日

水道へ突き落とされた話

悪臭と轟音に目覚めた時、自分がどこにいるのか分からなかった。
見上げると満月が明るく、まだ夜中なのだと思った。
数秒もしない内に現実に気付く。
月なんかじゃない!あれはマンホールだ!ここは水道だ!
そうだ。あのマンホールから何者かに突き落とされて気を失っていたのだ。

「マンホールからの光を私と間違えた、ですと?けしからんな」
夢の話だと言っているのに、なかなかお月さまは許してくれなかった。