懸恋-keren-
超短編
2002年11月23日土曜日
星におそわれた話
外に出るといきなり羽がい締めにされた。
相手の顔は見えないがすごい力だ。
「おい、おまえ。昨日オレの友達を食べただろう」
「何のことだ!」
「……チッ。月に聞いてみるんだな」
強く背中を殴られ、苦しんでいるうちに相手は消えてしまった。
「申し訳ない。奴らの中には気が荒いのもおるのです」
「では、本当にきのうのパンに入れた星の仲間だったんですか!」
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