2009年1月29日木曜日

真昼の夢

午睡で見る夢は、大体いつもどこかが狂っている。小さな歯車が抜け落ちて、狂気じみてぎくしゃくした夢。
苦い汁を浸した綿を口に詰め込まれて殺されかける。
謎の伝染病にかかり高熱で高熱で苦しむ。
友人と激しく性交し気を失う。
夜の夢では一度も感じたことのない疲労感に、ぐったりとする。
もう昼間になんか寝るものかと思うのに、午後二時十五分になると容赦なく眠気が降り掛かる。夜とは違い、粉っぽく酸味が強い眠気。どうしたって払い除けることができない。狂った夢の原因は、この眠気にあるのではないかと睨んでいるのだけれど。