2005年5月2日月曜日

星におそわれた話

ドシン
流星に衝突されるのは、毎度のことではあるが今夜は少し様子が違った。
月は、オンオンと泣きはじめた。夜の街に月の泣き声が響く。
「ナンナルどうしたの? 痛かったの?」
つられて少女も涙を浮かべる。
「流星が泣いていたのだ。ウワーン、その涙も私を襲った。エーン、私をこんな目に合わせるなんて、流星の奴! ワーン」