懸恋-keren-
超短編
2004年7月31日土曜日
まだまだ
お隣のおヨネばあさんたら夏は涼しそうな顔してるし、冬はぬくぬくそうな顔してるし。
でも家にエアコンなんかないんだよ。
「ねえ、ヨネちゃん」
「なあに?まゆちゃん」
年の差八十の会話。
「ヨネちゃんさ、なんで涼しそうな顔してるの?今日は三十八度もあるんだよ。なんかヒミツがあるんでしょ」
おヨネさんは声にならないこえでヒッヒッと笑い着物を脱いだ。
しなびたおっぱいよりすごいものが出てきた。背中についたポケット。
「ここにひゃっこい水が入ってるんだ」
「いいなー、まゆも欲しい!」
「八十年早い!!」
次の投稿
前の投稿
ホーム