2003年11月16日日曜日

主水くんの天敵となぜか呼ばれたネズミたちのこと

主水くんは気絶した。
彼の天敵は、ゴキブリと大きな火。
ションヴォリ氏が必死に主水くんを止めたのはそのためだったのだ。
ゴキブリを見れば腰を抜かし、燃え盛る炎を見ると戦いを挑む主水くん。
しかし、それらをいっぺんに見た彼は、大混乱する暇もなくあっけなくひっくりかえってしまった。
かわいそうな主水くん、13時間46分11秒は起きあがれないだろう。
倒れている主水くんをションヴォリ氏はとても運ぶことはできない。
主水くんはションヴォリ氏が見上げるほど背が高いのだ。
そもそもじいさんのションヴォリ氏には無理な話だ。
ションヴォリ氏は掃部くんに言った。
「カモンくんや。ラモンとシモンを起こしておくれ」
「はーい」