懸恋-keren-
超短編
2003年11月17日月曜日
大活躍の羅文と四文のこと
羅文と四文は27分後にようやく目覚めた。
[ねむい][ねむい][さっき寝た][ばっかりなのに]
「ごめんごめん。おしごとだよ。」
[合点承知][お安い御用だ]
ひっくりかえっている主水くんは、そのまま数センチ持ち上がり音もなく移動を始めた。
羅文と四文が主水くんを運んでいるのである。
「やれやれ、ラモンとシモンがようやく起きたか」
その様子を見たションヴォリ氏は
はりきってゴキブリのたき火の炎の勢いを上げたのだった。
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