懸恋-keren-
超短編
2003年11月12日水曜日
羅文と四文のこと
「らもん、しもん、 おきろー」
なかなか起きない。でも掃部くんは世の中のお母さんたちのようにガミガミ怒ったりはしない。
羅文と四文は年中ねむっているねずみだ。
二匹はいつもクタッとしていてグーグー寝てばかり。
生きているようにはとても見えない。
いつも掃部くんの変な動物の皮についているポケットに押し込まれていて掃部くんのペット兼、ぬいぐるみ兼ともだちなのだ。
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