超短編
近年、例の二人がやけに恥ずかしがりになり、年に一度の貴重な機会だというのに逢瀬を躊躇うようになった。事を重く見た天帝は『天の川の渡り方』という指南書を自ら執筆、二人に渡すことにしている。(93字)