懸恋-keren-
超短編
2003年3月14日金曜日
む
無意識のうちに難しいことをあれこれ考え始めることがよくあって
どうにかならないかと思っていた。
まもなく、無理に考えまいとすれば、容易にできることに気付いた。
それは無意識ではないからだ。
私は無意識を意識するあまり、無我夢中状態と夢遊病状態の繰り返しの生活になった。
いつでもむっつりしているかむにゃむにゃしているかのどちらかである。
結局は、「無意識」という難しいことを我を忘れて考え続けていたのだ。
むちゃくちゃである。
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