懸恋-keren-
超短編
2003年3月27日木曜日
れ
レンタルのレモンのスイッチを入れると
冷蔵庫になり、その扉は霊界の入り口。
そこは玲瓏とレクイエムが鳴り響き、烈日降り注ぐ冷寒世界。
麗麗しく着飾った人々が蓮歩している。
フェイクレザーを着込んだ私は沸き上がる劣等感を無理矢理抑えつけながら礫土を歩く。
これからもずっと
次の投稿
前の投稿
ホーム