2026年9月6日日曜日

崩れる紙58

自動人形の司書がやってきて淡々と本だった欠片を羽根帚で掃き集め、壺に入れる。蓋をして、棚に置く。棚から本は消えた。壺だけがずらりと並ぶ姿は荘厳ですらあった。トイが呟く。「もう一度、本棚にしたいな」私も考えを固めつつあった。でもその前に「地下の自動人形たちのお弔いを」司書は頷いた。