懸恋-keren-
超短編
2006年12月6日水曜日
憧れのブラック
カラスがコーヒーを飲んでいた。車止めに腰掛けるように留まっている。白いカップが眩しい。
その姿が渋く決まっていたので、かなり妬けた。
僕はもうすぐ高校生なのに、コーヒーにはたっぷり牛乳と砂糖を入れないと飲めないから。
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