懸恋-keren-
超短編
2007年1月13日土曜日
一月十三日 A感覚な肉まん
日が暮れたバス停で、高校生の女の子が肉まんを食べていた。
肉まんは、ふはふはと稲垣足穂の『一千一秒物語』を唱えていたが
女の子は気にする様子もなくおいしそうに食べていたから、ちょっと安心した。
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