懸恋-keren-
超短編
2005年11月3日木曜日
操り人間と発条ネコその17
気絶していた操り人間安田が、清掃員に起こされ三日振りに歩き出した。
空腹を覚えてたいやき屋に立ち寄ると、発条ネコが寛いでいた。
「あぁ、いつでも緊急事態の猫だ」
安田がたいやきを頬張っているとやおら起きて、あくびを一つして歩き出した。
安田は発条ネコの後をついていくことにした。
発条ネコは安田の後姿を探している。
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