懸恋-keren-
超短編
2004年8月2日月曜日
白いワンピースのご婦人でした
「恐れ入りますが、あなたのポケットに入ってもかまいませんか?」
「結構ですよ。どちらになさいますか?」
「では……右の胸のポケットでお願いします」
「よろしゅうございます。あまり動かないでくださいませね。こそばゆいですから」
次の投稿
前の投稿
ホーム