2008年6月1日日曜日

重力

老人たちが突如、軽快になった。スキップしながら買い物に出かけ、こちらが「どっこらしょ」などと言おうものなら、「なんとじじむさい」と一喝される。
それもこれも、重力軽減装置のためだ。子供のリュックサックほどの大きさの装置を背中につけ、ぴょんぴょん飛び回っている。
皆、思い思いの色の装置をつけるから、カラフルだ。
この装置、買うと未だ高価だが、ようやく大量生産が軌道に乗りはじめ、老人と身体に不自由がある者に安く提供することとなった。つい一昨日のことである。
なんと早い流行だろう、今時の年寄りときたら!