懸恋-keren-
超短編
2007年5月18日金曜日
五月十八日 ノスタルジア
棚の奥に眠っていた古い化粧水は、強い香りがした。
その香りは、下駄を履いた少年を思い出した。彼のお母さんは、たぶんこんな匂いがするんだろう。
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