懸恋-keren-
超短編
2005年10月7日金曜日
お茶の時間
カップの中に、セルリアン・ブルーの小さな湖が広がった。
香りと味は、セイロンティーのそれなのに、何度も瞬きしても色は変わらない。
テーブルの向こうに座ってお茶を飲んでいる人形の瞳と同じ色だ。
【cerulean blueC80M0Y5K30】
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