とぼとぼ歩く、私のココロゆらゆら。
木々がそよそよと相づち、小川は さらさらと笑ってばかり。
鳥たちは気ままにピーチクパーチクおしゃべりしてる。
私は突然「もうコリゴリ!」と叫んでスタスタ歩き始めた。
その途端小川は笑わなくなったし、木々も返事を止めた。
すっきりした。せいせいした。
私のココロ、がっちり。
目の前をキッと睨みつけてズンズン進む。
コツコツコツコツ足音は加速度を増していく。
ドックンドックン鼓動も比例して早くなる。
景色もビュービュー流れていく。
ハッとした時には遅かった。
もう止まることはできないのだ。
あたりがシンとしているらしいことに気づいたから。
頭がガンガンと痛い。