懸恋-keren-
超短編
2003年8月30日土曜日
DEAR my boyfriend
ねぇ?わかる?
キミへの気持ちは「好き」とか「あいしてる」なんてコトバじゃ、とてもおさまらないんだよ。
でも「好きだよ」って言わずにはいられないのはどうしてだろう。
だから足りない分は、つないだ手から感じてね?お願いよ?
わたしは水色の便箋をビリビリと破って捨てた。
書けば書くほど嘘っぽくなるような気がしたから。
それよりも、お気に入りの服を着て会いにいこう。
わたしはパジャマを脱ぎ捨てた。
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