懸恋-keren-
超短編
2002年8月12日月曜日
満月と珈琲と人形のカンケイ
窓から見える満月を眺めていたら玄関のチャイムが鳴った。
こんな夜中に何だ?と注意深くドアを開けると三つ編みの女の子がたっていた。
「さあ、祭りにでかけましょう」
家の前の道は行列だった。仮装しているのかピエロやロボットもいる。
「何の祭りですか?」
女の子に聞くと
「あなたも人形になるのです。コーヒーを飲んでいたでしょう。だから祭りに参加して人形になるのです」
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