懸恋-keren-
超短編
2007年6月27日水曜日
六月二十七日 消えない残像
派手に装飾したバイクが、夜を駆け抜けていく。
たくさんの、ライトが目に焼き付いた。
この残像を消すために、私はもっともっときらびやかなものを求めて歩いた。
夜の住宅街には、ミラーボールもネオンもないから、なかなか残像が消えない。
この消えない感じ、何かに似ていると思うけども、思い出せない。
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