懸恋-keren-
超短編
2007年6月15日金曜日
六月十五日 毒胞子
小さな毒キノコを摘むと、胞子が吹き出した。
「吸い込んだらまずい!」と目をつぶり、息を止めたけれど、耳の穴は塞げなかった。
絶望の囁きが止まらない。
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