懸恋-keren-
超短編
2004年9月22日水曜日
墓参り
急に思い立ち、夜中に墓地へ出掛けたら、あちこちの墓石の上に帽子が載っていた。なんだか墓石がかわいく見えた。
我が家の墓には帽子がなかったので、翌日、祖父が愛用していたハンチングを持って行ったら、墓の中に吸い込まれた。
これでウチの墓石もチャーミングになるわ、と満足した。
次の投稿
前の投稿
ホーム