懸恋-keren-
超短編
2002年6月21日金曜日
コーヒーひとしずく
「朝、コーヒーメーカーでコーヒーを入れるんです。コーヒーが少しづつ落ちてくるでしょう?それをね、見ている時間が幸せなんです・・・そうやって生まれたコーヒーを綺麗なカップに注ぐと…いとおしくて、なかなか飲めないんですよ。本当に可愛らしくて……」
「それが遅刻の理由かね」
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