超短編
眠っているのか、いないのか、わからない。そんな時に必ず聞く声がある。それを聞くと身体が痺れるほど切なくなって、その後は何も手に付かなくなる。わかっているのに、日々、午睡を試みる。が、声の主にはお見通しのようだ。簡単には微睡めない。