2020年11月10日火曜日

誰かさん #novelber day10

 泣きたい帰り道、足元の黒い人を見つめて歩く。励ましてくれるわけでもなく、頭を撫でてくれるわけでもなく、ただ一緒に歩いてくれるだけの誰かさん。日が落ちるといなくなってしまう誰かさん。