懸恋-keren-
超短編
2020年11月17日火曜日
錯覚 #novelber day17
「こんにちは」と声が聞こえたような気がするが、あたりには人はいないし、猫もいない。あるのは石ころで、たった今、この石ころに躓いたのだ。「こんにちは」と返して、拾って、「うちに来る?」と聞いてみた。仲良くなれそうな気がする。
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