2002年4月3日水曜日

月光鬼語

三日月の晩だった。

しかし、光り輝く棒を持っていたため、満月の如く明るい晩だった。

お月様は、傍目にもわかるほどごきげんだった。

男が独り言ごちながら、うろうろしていた。

「どこだ、俺の大事な…あれがないと…」

彼の影の頭には二本の角!